PV2 ソフトウェア 映像入力調整
このページでは PV2 の映像入力を調整する手順を説明しています。
工場出荷時にA/D コンバータの個体差に合わせて調整をしていますが、
接続する機器の信号を使って調整をすることにより、
正確な映像をキャプチャをすることができます。
1. D映像入力を調整する
1. 入力端子をD映像入力に切り替えます。

2. メニューから「D映像 輝度」を選択して、輝度調整モードに入ります。

3. ステータスバーに現在の設定値が表示されます。

4. 映像表示が白黒になります。暗すぎる場所は青、明るすぎる場所は赤で表示されます。
色の付いた部分があまり多くならない範囲で、コントラストの高い映像になるようにオフセットと利得を調整します。
輝度値 | 表示色 | 説明 |
0~15 | 青 | 黒潰れしています |
16~235 | 白黒 | 正常な入力範囲です |
236~255 | 赤 | 白飛びしています |
5. メニューから「D映像 色差B」を選択して、色差B調整モードに入ります。

6. 映像の色が変わり、純粋な白のみ白色で表示されます。
テロップ部分や接続機器のメニュー画面などの白色部分を参考にしながら、オフセットを調整します。
色差値 | 表示色 | 説明 |
0~126 | 白以外 | 色ありと認識しています |
127~129 | 白 | 白と認識しています |
130~255 | 白以外 | 色ありと認識しています |
7. 同様に「D映像 色差R」を調整します。

8. メニューから「なし」を選択して、調整モードを終了します。

9. メニューから「設定値を保存...」を選択して「OK」をクリックし、EEPROM に設定値を保存します。
EEPROM はボード上にある電気的に書き換え可能な ROM です。
ROM の設定値は PV2.exe を起動したときに自動的に読み込まれます。

2. S1映像/映像入力を調整する
1. 入力端子をS1映像/映像入力に切り替えます。

2. メニューから「S1映像 輝度」を選択して、輝度調整モードに入ります。

3. ステータスバーに現在の設定値が表示されます。

4. 映像表示が白黒になります。暗すぎる場所は青、明るすぎる場所は赤で表示されます。
色の付いた部分があまり多くならない範囲で、コントラストの高い映像になるようにオフセットと利得を調整します。
輝度値 | 表示色 | 説明 |
0~15 | 青 | 黒潰れしています |
16~235 | 白黒 | 正常な入力範囲です |
236~255 | 赤 | 白飛びしています |
5. メニューから「S1映像 色差」を選択して、色差調整モードに入ります。

6. オフセットで色あいを、利得で色の濃さを調整します。
ほとんどの場合、デフォルト値(32)を変更する必要はありません。
7. メニューから「なし」を選択して、調整モードを終了します。

8. メニューから「設定値を保存...」を選択して「OK」をクリックし、EEPROM に設定値を保存します。
EEPROM はボード上にある電気的に書き換え可能な ROM です。
ROM の設定値は PV2.exe を起動したときに自動的に読み込まれます。
