サンプルアプリケーションについて (バージョン1.2.1)
このページには、SDK 付属のサンプルアプリケーションのトラブルシューティングが掲載されています。
アプリケーションを起動するとすぐにフリーズする
PCI クロックが規定周波数の 33MHz になっているかをご確認ください。
オーバークロック状態になっていても、コンピュータ起動時のコンフィギュレーションが正常に実行され、
PV1 が認識されることがありますが、PV1 がバスマスタ動作を開始するときに不具合が生じます。
なお、PV1 の動作に直接影響を与えるのは PCI クロックのみで、AGP や CPU のクロックは関係しません。
オーバーレイ映像にノイズが入ったり画面の一部が更新されない
主に、画面モードが32ビットに設定されているときに BDirectWindow を使ってオーバーレイ表示をすると、
この現象が起こります。画面モードを 16(または 15) ビットに設定してご使用ください。
ビデオ録画ができない
エラーが発生すると、ビデオ録画時と同様に Codec タブの画面にエラーの種類と発生回数が表示されます。
下表を参考にしてアルゴリズムとパラメータを変更してください。
ドライババージョン1.2 から、従来のビデオ録画・再生アルゴリズムA の他に、新しいアルゴリズムB が
利用できるようになっています。アルゴリズムA で録画できないコンピュータでも、アルゴリズムB では
ほとんどの場合、キャプチャできるようになります。ただし、アルゴリズムB ではパラメタを調整しても
時々エラーになることは避けられず、エラー発生時に数フレームが欠落します。
通常はアルゴリズムA を利用してください。
アルゴリズム | エラー内容 | 対処方法 |
A | DV Codec FIFO Overflow | アルゴリズム B を使用する |
Video Decoder is Unlocked | 安定したビデオ信号を入力する |
B | DV Codec FIFO Overflow | アルゴリズムパラメタを大きくする [例:B(4)→B(5)] |
DV Codec FIFO Underflow | アルゴリズムパラメタを小さくする [例:B(4)→B(3)] |
Video Decoder is Unlocked | 安定したビデオ信号を入力する |
ビデオ再生ができない
ビデオ録画時と同様に、エラーが発生すると Codec タブの画面にエラーの種類と発生回数が表示されます。
下表を参考にしてアルゴリズムを変更してください。
新しいアルゴリズムB は、従来のアルゴリズムA では正常に再生できなかったコンピュータでも問題なく
動作します。ビデオ録画のときのような動作制限(フレーム欠落など)はありません。
通常はアルゴリズムB を利用してください。
アルゴリズム | エラー内容 | 対処方法 |
A | DV Codec FIFO Underflow | アルゴリズム B を使用する |
B | DV Codec FIFO Underflow | アルゴリズム A を使用する |
動作時の PCI バス使用率 (参考)
|
構成 |
部品 |
1 |
2 |
マザーボード | ABIT BH6 | Apple Mystic |
チップセット | Intel 440BX | Apple Uni-North Rev.8 |
ビデオカード | Matrox G200 | ATI Rage 128 Pro |
|
構成 |
内容 |
1 |
2 |
オーバーレイ 640x480 | 14% | 21% |
ビデオ録画 B(7) | 3% | 5% |
ビデオ再生 B | 10% | 7% |